新商品開発プロジェクト

混沌とした情報から丁寧にヒントをすくい上げ、

お客様に喜ばれる商品を開発する。

昨日は、

商品開発プロジェクトの重要な一端を担うインタビュー&ミーティングの1日でした。

 

new

 

お客様に愛される新商品を目指して!

この緊張感もインタビューの醍醐味です。

インタビュー最年少記録、3歳2ヶ月

私は子どものインタビューを得意としていますが、
これまでにインタビューした最年少は、
3歳2ヶ月の男の子です。

こう言うと、
「え、3歳の子にインタビュー??」
と驚かれるのですが、

3歳の子にも立派にインタビューできるんですよ!

****************

あるオモチャメーカーさんのお仕事で、
子どもたちのお家での遊び実態を明らかにするために
家庭訪問をしてインタビューをしたのですが、

なるべくいつも通り遊んでもらうよう、
仲良くなるところから始めます。

だいぶ仲良くなれたかな(と言っても、5分も経っていませんが)、
というタイミングで

「何して遊ぶのが一番好き?」

等と聞いてみます。

しかし質問には答えず、
ひたすら目の前のオモチャ同士を戦わせて遊ぶ男の子(笑)

 

233244「どれが一番好き?」と聞くと、
「これとね、これとね、これとね、これ」と
目の前にあるもの全部を順に指差す。

「今何してるの?」と聞いてみると、
遊んでいた怪獣のオモチャを突然転がして
「あ、死んじゃったよ!」。

こんな調子です(笑)

「それって、インタビューになってるの?」と
思うかもしれませんが、

はい、男の子は立派に
「態度で語ってくれている」のです。

*******************

この子のケースでは、
しばらくこんなやりとりをしながら遊び方を観察し、

オモチャごとに遊びかたの区別をしているのではなく、
すべてのオモチャは、この子がしたいことの道具となる

ということがよくわかりました。

 

お人形も、ミニカーも、線路も、
ママが新聞紙で作った“棒”も、
「このオモチャだから、こう遊ぶ」という
ルールがない中で遊んでいるのが“実態”だったのです。

b0346d52f3d08b4bcb39c192b7c6abdb_s

 

 

 

 

 

 

このような小さな子どもへの“インタビュー”は、
記録の残しかたもひと工夫。

大人へのインタビューのように
「発言」の記録を取ってもあまり意味がないので、
「動画」をフル活用です。

動画と言っても、
ビデオカメラなどを構えると
子どもに緊張感や非日常感を与えてしまうので、
話しながら遊びながら、さりげな〜く撮影します。

 

6e3f53ee03c16d4bfb64672e13a30c86_s

このあたりのコツは沢山あるのですが、
それはまた別の機会に。

 

 

 

 

兎にも角にも、
まだ言葉もおぼつかない小さな子どもの
「態度が語る」インタビュー、

実は言葉よりも雄弁に語る側面もあって、
私は大好きなインタビューです。

 

2年生→4年生→6年生で、こんなに違う

以前、小学生の女の子に
「好きなオモチャ」をテーマに
グループインタビューをしたときの話です。

2年生、4年生、6年生を対象に実施したのですが、
2歳ずつしか違わないのに
遊び方もオモチャへの興味のポイントも全く違っていて、

「子どもって、こんな風に成長していくんだなあ」

ということがハッキリとわかった
とても興味深い調査でした。

直接の調査テーマ以外の部分でも
私がすごく「面白いなあ〜」と思ったのが、
インタビューの最中の
子どもたちの“お菓子やジュースの食べ方・飲み方”です。

それぞれの席に
あらかじめお菓子やジュースが置かれていて、
インタビュー開始後まもなく
私から子どもたちに挨拶をする中で

「お菓子もジュースも、
 いつでも好きな時に食べたり飲んだりしていいからね」
と伝えるのですが、

この時の子どもたちの反応が
学年によって全く違うのです。

こんな風です。

《2年生》
「食べたり飲んだりしていいからね」と言われるや否や
全員が一斉にジュースに手を伸ばし、
あっという間にゴクゴクと飲み始める(笑)
インタビューの間もお菓子をパクパク食べる。

《4年生》
「食べたり飲んだりしていいからね」と言われて、
「ジュース飲みたいけど、どうしようかな」という感じで
周りの様子をそっと伺うが、なかなか手を出さない。

「じゃあ、みんなで開けようか」と私が促し、
私が自分の飲み物を開けたところで
全員がホッとしたように自分のジュースを開けて飲む。
その後は、お菓子も時々食べる。

《6年生》
「食べたり飲んだりしていいからね」と言われても
動かず。
「じゃあ、みんなで開けようか」と促しながら
私が自分の飲み物を開けても動かず。

そのまま全員、ジュースにもお菓子にも手を出さず、
結局全員がお持ち帰りに。
(※通常は、6年生でも子どもたちの中の誰かが飲み始めると
 みんなが飲み始めることが多い)

たった2歳ずつしか違わないのに、
こんなに態度が違うんです。

私はこれは、

“他の人のことを気にする意識”が
2年生→4年生→6年生と学年が上がるにつれて
どんどん強くなっている現れ、とみました。

この「ジュースやお菓子の食べ方飲み方」ひとつからも

*******************

他人の目をほとんど気にせず
自分のしたいことをするのが2年生。

「みんなはどうかな」と気にし始め、
「こうしましょう」とリードされれば動くのが4年生。

そして、場の空気を読んで
「場に合わせる」ことや
「遠慮」をするようになるのが6年生。

*******************

こんなインサイトが読み取れて、
とても印象的でした。

直接のインタビュー内容以外からも
対象者の特性やインサイトについて
読み取れることはたくさんある、という一例として
強く記憶に残っています。

インタビューしつつ人間ウォッチング。

面白いですよ!

「話さない」6歳のプライド

少し前の話になりますが、

小林の2016年最初のインタビューは

小学校低学年親子への

ちょっとデリケートなテーマの

デプスインタビューでした。

 

子どもにとっては

あまり人に言いたくないだろうなあ…というテーマを

インタビュールームという慣れない空間で

いかに話してもらうか、

 

しかも親子別々に話を聞く形だったので、

私と二人きりの状態で

いかに心を開いてもらうか、

 

なかなかハードルの高いインタビューでした。

 

 

そこはしかし!

私は子どもに話を聞くのは大好き&得意なので

どうすれば心を開いてくれるか知恵を絞りまくり、

 

結果、5人中4人は

「よく話してくれたね」と感謝したくなるぐらい

話しにくいそのテーマ(詳しく言えませんが、子どもにとっては“失敗談”なのです)について

話してくれました。

 

しかし!! 

 

5人の中の1人、小学校1年生の男の子は

その“失敗”について

「1年生になってからは、一度もしていない」と言い通し、

ついに最後まで

“本当のこと”は話してくれなかったのです。

 

 

あ〜あ、やっぱり手強いテーマだし

難しかったなあ〜と、

悔しいような

この子に「ごめんね」というような

複雑な気持ちだったのですが、

 

 

一方で、この子のこの“隠し通す”という態度は

どんな言葉よりも雄弁にこの子の気持ちを現していて

 

「1年生の自分がそんな失敗をすることは

 認めたくない。人に知られたくないことだ!」

 

 というインサイトがはっきりと読み取れました。

 

 

“語らない”という態度それこそが

この子の強い「プライド」の現れで、

それくらいその“失敗”がコンプレックスになっている、

というファインディングスが得られたのでした。

 

 

いつも思うことですが、

子どもは大人と比べてボキャブラリーが少ないこともあり、

“発言”よりも“態度”から読み取れるインサイトがとても多いです。

 

 

ソワソワしたり、

目がキョロキョロしたり、

パッと顔色が変わったり、

急にキッパリした口調になったり。

 

 

反応がとても素直で、

体に、態度に、

心の中を表すサインをいっぱい出してくれます。

 

 

 

そんな、

「インサイトだだ漏れ」になってしまうところが

とても可愛くて

子どものインタビューは本当に面白いし、楽しいです(*^^*)

 

 

超重要です。。。インタビューの”設計図”

まもなく実施予定のデプスインタビューの
「インタビューフロー」をせっせと作っておりました。

 

お客様像を深く掘り下げるために
いろいろなインタビュー手法を駆使していきますが、

 

インタビューフローは

「インタビューの設計図」として超重要!!

なのです。

 

何を明らかにするために
どんな質問を
どんな言葉で
どんな順番で
どの程度の時間をかけて
インタビューを実施するか、

その設計図をあらかじめ練り上げておくのです。

 

お客様にヒヤリングするときは
「だいたいこんなことを聞こう」とイメージするだけでなく

 

お客様が話しやすい順序や
質問の意図をすんなりご理解いただける聞き方、
それぞれの質問にかける時間

 

などを整理して「インタビューフロー」を作っておくと
スムーズで横道にそれないヒヤリングができますよ 😉