インタビュアー日記

「恋人」と呼ぶ背景 は?

ここ数年、インタビューの自己紹介で同居家族構成として「恋人と暮らしています」とおっしゃる方が増えています。

以前は「彼氏(彼女)と同棲中です」という言い方が多かったけれど、最近は「恋人」呼びがスタンダードなんだなとなんとなくこそばゆい気持ちで聴いていました。

が、LGBTQIAを考えるテーマをご一緒した際にハッとしたのです。「恋人」はパートナーの性別を特定しない呼称だと。

それ以降、例えば商品サービスの使用オケージョンを探る質問などで「彼女とデートの時?」と言わずに単に「デートの時?」と言ったり、「彼氏(彼女)」ではなく「パートナーの方」「同居中の方」と言うなど、性別を特定しない言い方を心がけるようになりました。

あらゆる価値観を持つ方を対象にインタビューを行う以上、モデレーター として相手の方が気持ちよく話せる場づくりに細心の注意を払うのは当然ですが、人間として相手の立場に立つ姿勢が大切であることを改めて考えた機会となりました。

by小林

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