先週から続いていたインタビューマラソンもひと区切り。
ここ数日は
エンタメ系テーマのインタビューが続いていました。
私自身がエンタメ系は趣味的に好きということもあり、
インタビュー対象者の方々と共通言語でお話ができ
(例えば、不意にサブキャラの名前が出てきてもわかるなど)、
対象者の方同士も
「好きなものが共通している」ことをお互いに感じて
楽しそうでした。
よく、ラポールは
相手となんらかの共通点があると形成しやすいと言われますね。
人は共通点を感じる相手に親近感を持ちやすいようです。
確かに、好きなものが似ていると意気投合しやすい、
というのはイメージしやすいですよね。
では逆に、「共通点」がないとラポールは作れないか?
私はこれには、ハッキリと「いいえ、作れます!」と言いたい。
「共通点がある」と認識することで相手が感じるのは、
「この人は自分と同じようなことに興味がある」
「自分の知っていることをこの人も知っている」など、
結局は
「いろいろ言わなくても自分のことをわかってくれやすい」
ということだと思うのです。
だから、共通点がなくても(またはすぐに見つからなくても)
「自分のことをわかってくれている(わかろうとしてくれている)」と
感じてもらえばよいのだと思います。
例えば、
- 暑い日に「暑かったですよね、汗かかれませんでした?」とひとこと
- 少し喉がつっかかった様子の方に「お水飲まれますか?」とひとこと
- 「子どもは今度1年生です」という方に、「おめでとうございます」
- 「子どもは息子3人です」というママに、「ママ紅一点ですね」とひとこと
などなど、
相手の方が、状況や環境に対して感じているだろうと思われることを
ひとことだけコメントする。
それだけで相手の方の表情がふっと緩むことはよくあります。
大事なのは
「共通点を探す」ことではなく、
「自分のことをわかってくれている(わかろうとしてくれている)」と
感じてもらうこと。
結局は、「わかりたい、理解したい」という誠意が
伝わることで
相手と自分の間に「橋がかかる」状態になるのでしょうね。
by 小林