小林円

リモートインタビューでの追加質問の入れ方

会場調査でもリモートでも、定性調査ではクライアントから追加質問をいただきます。会場調査では、運営主体の調査会社ご担当などがクライアントの追加質問をまとめて、メモなどでモデレーターに直接手渡しの場合が多いです。

が、なぜかリモートインタビューでは「クライアントを含めた観察者がそれぞれに、モデレーターにチャットで追加質問を伝える」という方法を取ろうとする運営ご担当がいらっしゃいます。いやいや、それはモデレーターからは非常に進行しづらい方法ですよ!この方法の場合起こり得ることを考えたら、あまり適当なやり方でないことは想像できるかと思います。

  1. それぞれが質問を書き込むと、質問が重複する場合がある。重複の判断をするにも、モデレーターはすべて読まなくてはならない
  2. 慣れていないクライアントが長文で質問を書かれた場合、インタビューをしながら読むのが難しい
  3. 質問の意図が分かりづらい場合、その都度インタビューを止めて確認するのは難しい
  4. 追加質問が全部でいくつあるのか、いつ終わるのか、モデレーターも観察者もわからない 

モデレーターは、対象者から見て明らかに対象者の顔以外を見ているとわかる動作・目線やインタビュー中断は、ラポール維持のためなるべく行わないのが望ましいですが、1〜3はそれを阻害することになりますし、4は追加質問についての時間調整ができないという意味で困ります。

リモートでも、運営ご担当には、会場調査と同じ「取りまとめ」「連絡(書き込み)」をお願いしています。

  • 複数の方からの追加質問のご要望を整理し、まとめる
  • 分かりやすい短文で、質問意図を明確に書く
  • できるかぎりインタビューの最後にまとめてモデレーターに伝える
  • 追加質問は全部で何問かを伝える

この形でいただくとスムーズです。

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