以前、小学生の女の子に
「好きなオモチャ」をテーマに
グループインタビューをしたときの話です。

2年生、4年生、6年生を対象に実施したのですが、
2歳ずつしか違わないのに
遊び方もオモチャへの興味のポイントも全く違っていて、

「子どもって、こんな風に成長していくんだなあ」

ということがハッキリとわかった
とても興味深い調査でした。

直接の調査テーマ以外の部分でも
私がすごく「面白いなあ〜」と思ったのが、
インタビューの最中の
子どもたちの“お菓子やジュースの食べ方・飲み方”です。

それぞれの席に
あらかじめお菓子やジュースが置かれていて、
インタビュー開始後まもなく
私から子どもたちに挨拶をする中で

「お菓子もジュースも、
 いつでも好きな時に食べたり飲んだりしていいからね」
と伝えるのですが、

この時の子どもたちの反応が
学年によって全く違うのです。

こんな風です。

《2年生》
「食べたり飲んだりしていいからね」と言われるや否や
全員が一斉にジュースに手を伸ばし、
あっという間にゴクゴクと飲み始める(笑)
インタビューの間もお菓子をパクパク食べる。

《4年生》
「食べたり飲んだりしていいからね」と言われて、
「ジュース飲みたいけど、どうしようかな」という感じで
周りの様子をそっと伺うが、なかなか手を出さない。

「じゃあ、みんなで開けようか」と私が促し、
私が自分の飲み物を開けたところで
全員がホッとしたように自分のジュースを開けて飲む。
その後は、お菓子も時々食べる。

《6年生》
「食べたり飲んだりしていいからね」と言われても
動かず。
「じゃあ、みんなで開けようか」と促しながら
私が自分の飲み物を開けても動かず。

そのまま全員、ジュースにもお菓子にも手を出さず、
結局全員がお持ち帰りに。
(※通常は、6年生でも子どもたちの中の誰かが飲み始めると
 みんなが飲み始めることが多い)

たった2歳ずつしか違わないのに、
こんなに態度が違うんです。

私はこれは、

“他の人のことを気にする意識”が
2年生→4年生→6年生と学年が上がるにつれて
どんどん強くなっている現れ、とみました。

この「ジュースやお菓子の食べ方飲み方」ひとつからも

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他人の目をほとんど気にせず
自分のしたいことをするのが2年生。

「みんなはどうかな」と気にし始め、
「こうしましょう」とリードされれば動くのが4年生。

そして、場の空気を読んで
「場に合わせる」ことや
「遠慮」をするようになるのが6年生。

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こんなインサイトが読み取れて、
とても印象的でした。

直接のインタビュー内容以外からも
対象者の特性やインサイトについて
読み取れることはたくさんある、という一例として
強く記憶に残っています。

インタビューしつつ人間ウォッチング。

面白いですよ!


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