年に数回の訪中、それが15年くらい続いています。
今年は福建省の予定です。もちろん上海や北京も行きますが、
なんといっても私の訪中の目的は、中国茶文化とちょっとだけ三国志。
四川省や陝西省、江西省、貴州省、河南省、湖北省、湖南省、
浙江省、江蘇省、安徽省、福建省、広東省、雲南省などの
茶産地や茶史跡は繰り返し訪問しています。
でも、まだ、故宮や万里長城は訪れたことがありません。💦
中国語できるんですか?…と、よく聞かれます。
少しは、勉強しましたが役に立つのは上海や北京のレストランくらいです。
茶産地や茶史跡では全くダメです。
と、いうか、
中国はとても広いので地方の方言というか、発音というか
中国人同士でも言葉が通じないことが多いのです。
よく、中国茶文化の師匠に同行させていただきますが、100%通訳が同行します。
訪れる場所にもよりますが、必ず、上海のQ氏か北京O氏のどちらかです。
さらに、内陸部を訪れる時には、
その地域でもう一人現地の通訳がつき2名体制、3名体制のこともあります。
ですから、
この先、私が中国語をスーパー学習しても、お茶の旅では役に立たないでしょう。
まぁ、笑顔で気持ちは通じているつもりですが (笑)
好きだから、ちょっとかじっている程度が楽しくていいですね。
なぜ、勉強した中国語では役に立たないのか…
中国茶文化を研究している身としては、
言葉の通訳ではなく、真意が知りたいのです。
単なる翻訳情報なら、わざわざ現地を訪れる意味はありません。
生活習慣や方言、自然環境、歴史観も含めて中国茶文化なのです。
《ヒヤリングの技術》に話を戻しますが、
要は 辞書が違う のです。
よく言われる、企業文化や社内用語…、
同じ組織や業界でしか使われない言葉、考え方
それが《辞書》です。
お客様へのヒヤリングをする時に、
つい社内用語や専門用語を使ってしまいますよねー
お客さまの話を聞いて、わかりやすく質問しているつもりでも
相手が「きょとん?」としていることがありますよね
そんな時、
会社の辞書、自分の辞書で
話しているかもしれませんね。
100%同じ辞書で話すのは難しいと思いますが、
ヒヤリングは、この辞書が大きく異なるとやはり相手の真意、本音が引き出せません。
あなたの《ヒヤリング辞書》は大丈夫でしょうか?
by 山中