何を隠そう、私は女優だった。
…ウソです、すみません。
でも、100%ウソでもない。
高校時代、クラス対抗の演劇祭?で主役の一人をやらせてもらったし、
大学時代は演劇部に所属し、3回ぐらい舞台にも立った。
(ちょろっとコントでTVに出たこともあったりする。)
でも基本的に人見知りだし
才能もないな、てことで
観る方に専念して今に至るわけだが、
実は今も、“女優”ではないが“女優モード”が役立つことがある。
マーケティングインタビューは、
インタビュールームの中にいる私とお客様5〜6名以外に
別室でインタビューをモニタリングしている方がいるのが通常だ。
多い時には、20名ぐらいの方が見ている中で
インタビューを実施する。
最初の頃はそれはもう緊張して、
平気な顔をしていても実は前日から吐きそうで
食べ物もノドを通らなかった。
そんな時は、もう思い込むしかない。
「私はうまくやれる、やりきって充実した気持ちで家に帰る」。
そう、“女優モード”だ。
「うまくやれる私」の役を演じるつもりで挑む。
そして、始まってしまえばもうグーッとインタビューに集中し、
2時間のインタビューもあっと言う間に終わっているのだ。
自分のことでいっぱいになっていると、
相手に寄り添いラポールを作ることができなくなる。
あ、なんか私、緊張してるな、あがってるな。
そんなときは、“女優モード”。
案外うまくいきます。
あなたも、いかがですか?
by 小林