小林円

リモートならではの“第3のスマホマナー”

 

会場調査では当たり前の「スマホはマナーモードにしてください」。対象者へのこの注意事項には、2つの約束事が含まれています。

1)インタビュー中に音がしないようにしてください

2)インタビュー中に電話やメールに応対しないでください

リモートインタビューでは、実は上記以外にもう一つ、「3つ目」の約束事を意識しておくことがものすごく重要です。

先日こんなことがありました。対象商品について「○○○(ブランド名)を知っていますか?」と質問した際。ある対象者が、他の人が話している間にどうも目線が下に落ちて、しかもなんだか左右に泳いでいる。

「●●さん、今スマホで○○○のこと調べてます?」

ビンゴでした!その方はその商品を知らなかった(または曖昧にしか知らなかった)ため、その場でスマホで検索していたのです。

定性調査において、対象者があらかじめ設計された以外のタイミングで対象商品についてなんらかの学習をしてしまうことは御法度です。

対象者はそんなことはご存知ないので、特に悪気なく、いつものように「知らないから検索♪」と気軽にスマホを手にしたのでしょう。

その場のラポールを壊さないようにやんわりとスマホ操作はやめていただくようお伝えして事なきを得ましたが、会場調査ではお目にかからない状況にビックリしました。

ですから皆さん!リモートインタビューでは、スマホに関する“第3の約束事・マナー”として、

3)インタビュー中は、スマホの操作自体をお控えください

 (できれば画面が見えないよう、少し離れたところに置いていただく)

このことを、事前に対象者に伝えることをお忘れなく! 私の知る限り、このことはものすごく見逃されがちですが、とてもとても重要です!