インタビュアー日記

「恋人」と呼ぶ背景 は?

ここ数年、インタビューの自己紹介で同居家族構成として「恋人と暮らしています」とおっしゃる方が増えています。

以前は「彼氏(彼女)と同棲中です」という言い方が多かったけれど、最近は「恋人」呼びがスタンダードなんだなとなんとなくこそばゆい気持ちで聴いていました。

が、LGBTQIAを考えるテーマをご一緒した際にハッとしたのです。「恋人」はパートナーの性別を特定しない呼称だと。

それ以降、例えば商品サービスの使用オケージョンを探る質問などで「彼女とデートの時?」と言わずに単に「デートの時?」と言ったり、「彼氏(彼女)」ではなく「パートナーの方」「同居中の方」と言うなど、性別を特定しない言い方を心がけるようになりました。

あらゆる価値観を持つ方を対象にインタビューを行う以上、モデレーター として相手の方が気持ちよく話せる場づくりに細心の注意を払うのは当然ですが、人間として相手の立場に立つ姿勢が大切であることを改めて考えた機会となりました。

by小林

インタビュアー日記

映画の捉え方にもお国柄が!

とあるSF超大作シリーズの魅力・価値分析調査のご依頼をいただいた時のこと。

世界的に展開されているシリーズなので調査もアメリカ・中国・ブラジル・ロシア・日本など各国で実施されたのですが、ある国ではその映画を「父子の物語」と捉え、別の国では「家族の物語」、また別の国では「リベンジの物語」…と、物語の”核”の捉え方が国によって微妙に違っているのがとても新鮮でした。

そんな中、もう一つ面白かったこと。

それは、日本ファンの”核”の捉え方がアメリカ人の捉え方と非常に近い!ということです。

日本人の価値観は(少なくともその映画のファンについては)かなりアメリカナイズされていることがはっきりわかり、ある意味衝撃でした。

エンタメのマーケティングも面白いですね!

by小林

インタビュアー日記

クルマの競合は何?

以前から「クルマ」関連のインタビューは定期的にご依頼いただきますが、
ここ数年は以前多かったデザイン ・性能や各モデルが提供する”価値”に関するテーマではなく、MaaSやコネクテッドサービスに関するテーマが増えています。

主語が”クルマ”ではなく”移動”になり
移動そのものや移動時間の価値をどう創出・提供するか。

こうなるとクルマの競合はバスや電車など”乗り物”だけではなくなってきますし、5年先には一体どんなことが実現しているのだろうとワクワクします。

産業構造自体が大胆に変わっていくかもしれない現場に立ち会い
時代を変える一端に携わるのは本当に興味深く、
マーケティングインタビュアーの醍醐味の一つだなと思います。

by小林