小林円

声が遅れて聞こえてくるよ

 

通常、リモートインタビューは受付・運営担当の方が対象者の接続状況を確認・整備した上でモデレーターがインタビューを開始しますが、実際にインタビューを開始すると必ずしもベストな接続状況になっていないことが頻発します。

しばらく会話を続けないと判明しづらい不具合があるということですが、その場合はモデレーターが臨機応変に接続状況の微調整を行うことがあります。

よくある不具合が、「モデレーターの声が二重に聞こえる」という状態です。オンタイムで聞こえる声から数秒遅れてもう一度「声が遅れて聞こえる」。

システムにログインしている全ての人がこの状態の音声を聞くことになるので、会話はしづらいし、モニタリングしているクライアントにとっても聞きづらい状態です。

でも解消方法は簡単!対象者のどなたかのスピーカー音量が大きすぎるため、出力された音声がマイクに拾われ、結果みんなにもう一度聞こえる状態になっているということなので、イヤホンやヘッドホンをしていない対象者の方に「少しスピーカー音量を下げていただけますか?」とお願いし、調整いただくことでほぼ解消します。

該当する対象者が複数いらっしゃる場合は、一斉に調整をお願いします。

その際、もちろん「あなたにとって聞きづらい音量にならない範囲で、スピーカー音量を少し下げていただけますか?」と、対象者の方にとっての聞こえ方に対する配慮をお忘れなく!

 

小林円

リモートならではの“第3のスマホマナー”

 

会場調査では当たり前の「スマホはマナーモードにしてください」。対象者へのこの注意事項には、2つの約束事が含まれています。

1)インタビュー中に音がしないようにしてください

2)インタビュー中に電話やメールに応対しないでください

リモートインタビューでは、実は上記以外にもう一つ、「3つ目」の約束事を意識しておくことがものすごく重要です。

先日こんなことがありました。対象商品について「○○○(ブランド名)を知っていますか?」と質問した際。ある対象者が、他の人が話している間にどうも目線が下に落ちて、しかもなんだか左右に泳いでいる。

「●●さん、今スマホで○○○のこと調べてます?」

ビンゴでした!その方はその商品を知らなかった(または曖昧にしか知らなかった)ため、その場でスマホで検索していたのです。

定性調査において、対象者があらかじめ設計された以外のタイミングで対象商品についてなんらかの学習をしてしまうことは御法度です。

対象者はそんなことはご存知ないので、特に悪気なく、いつものように「知らないから検索♪」と気軽にスマホを手にしたのでしょう。

その場のラポールを壊さないようにやんわりとスマホ操作はやめていただくようお伝えして事なきを得ましたが、会場調査ではお目にかからない状況にビックリしました。

ですから皆さん!リモートインタビューでは、スマホに関する“第3の約束事・マナー”として、

3)インタビュー中は、スマホの操作自体をお控えください

 (できれば画面が見えないよう、少し離れたところに置いていただく)

このことを、事前に対象者に伝えることをお忘れなく! 私の知る限り、このことはものすごく見逃されがちですが、とてもとても重要です!

 

小林円

リモートインタビューはもっとパワーアップできる!

連日オリンピックが熱いですが、東京は依然緊急事態宣言下。
定性調査はリモート実施が定番となり1年以上が経ちました。

数えてみたところ、2020年3月末以降のキーハウスのリモートインタビューの実施人数は700人を超えていました。

実査経験がより豊富になった分、
スムーズで効果的なリモート実施のための細かい気づきや
とんでもないトラブルへの対処経験もバージョンアップしています。

「リモートインタビューは、もっとパワーアップできるのにな…」と思うことも多く、そのための細かい、しかし大切な「目の付けどころ」を紹介していきます。

例えば…
●え?インタビュー中にスマホで対象商品を調べている対象者が?!
●スマホ参加の対象者の緊急連絡先はどうあるべき?
●鼻から上しか映っていませんが…
●声が遅れて聞こえてくるよ
●夜の時間帯のインタビュー中は、お風呂が沸きがち
●インタビュー中に、対象者さんのお住まいのエリア全体が停電に!

                                   …などなど。

 

どうぞお楽しみに!