小林円

対象者を“対象者”と呼ぶこと

 

定性調査では、インタビュー参加者を「対象者」と呼ぶことが一般的ですが、これは調査主体側の“社内用語”のようなものであって、参加されるみなさまにとっては馴染みのない言葉です。

従って、インタビュー当日に受付で「対象者の方ですか?」などと問いかけられると戸惑われる場合が多いですし、その方に余計な緊張感を与えるため、モデレーターとしてはラポール形成の観点から「あちゃー、そう呼んじゃいますか」と残念な気持ちになります。

些細なことですが、ここでも「相手のボキャブラリーで話す」心配りは大切だと考えています。普通に「インタビューにご参加の方」や「モニターの方」などと呼びかけるだけで良いので、リモートインタビューを運営・実施する立場の方は(会場調査でも同じですが)参考にしていただけると嬉しいです。

小林円

ワンちゃんが興奮して大騒ぎ

 

定性調査のリモートインタビューは、守秘義務の観点から対象者に「1人になれる部屋」からのご参加をお願いしますが、思いもよらない同室者?に悩まされることがあります。それはペット、特にワンちゃんです。

ニャンはあまり鳴かないのか、あるいは別の部屋にしばらくひとりでも平気なのか、ニャンの鳴き声で困ったことはありませんが、ワンちゃんの鳴き声はかなり強く耳に響く声としてインタビューの続行が難しくなることもあります。P Cやスマホからの聞き慣れない声に興奮し、唸り続けるワンちゃんもいました。

飼い主の対象者がリアルに聞く声よりも、イヤホンやマイク越しに聞く声はかなり耳障りなので、あまり鳴き続けるようなら対象者かワンちゃんかどちらかにお部屋を移っていただくことになります。

あまりないケースではありますが、受付時に気づくことができればインタビュースタート前に対応をお願いするのが賢明かと思います。

小林円

リモートでのデザイン評価、望ましいデバイス

 

リモートインタビューでP K Gデザインの評価をしていただきたい場合、対象者の参加デバイスはタブレットかP Cが望ましいと考えています。スマホだと画面が小さすぎ、PKG実物の大きさとはかなり異なるサイズで見ていただくことになるためです。

商品によってはP Cやタブレットでも実物大よりは小さいですが、できる限り店頭で見るなどの想定に近い状態で評価していただけるよう、対象者の参加デバイスにこだわることをオススメします。

これが広告ビジュアル案で、デジタルでの接触を想定されている場合はスマホでも問題ないと思います。同じビジュアル要素でも「どこで、どのように接触されるものか」によって判断が異なってくると考えています。