[27]「今、なんの話しているの?」

自治体が運営している公共施設を訪ねた。

imgres-2どこの地域にも

住民が利用できる施設がたくさんある

 

営業活動や商品説明などには使えないとのことで、

使用目的にはかなり制限があるが、

お茶室や調理室、体育館、会議室や研修室も揃っていて

住民の活動の拠点として使って欲しいということらしい

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中国茶好きのお茶会「六本木中国茶会」

いろんな面でこの区民会館のポリシーにぴったり!

使わない手はないので、早速申し込みに行ってきた。

 

受付窓口には、2〜3人の担当者がいて

images-4登録申込にきました」と言うと

「ありがとうございます」と

ずいぶん頭が低い

そして、

手続き方法も丁寧に教えてくれる。

 

質問してみるとやはり丁寧な答えが返ってくる

私がした質問とは、

「今の説明は、予約の手続きのお話ですよねー」と。

ちょっと変な質問…

「あなた、何の説明をしてくれているの?」という意味のもの

 

実は、同じようなことは、

インタビューの場でもよく見られることで

聞かれている方が「・・・・?」

何の話という顔をしていることがよくあるimages-5

(あ、私たちのことではないので…念のため)

 

 

何を聞かれているのかわからない、

何を言っているのかわからない、という状況のようだ

 

質問している方は、内容をよく理解しているので

立て板に水…、話す速度も早く、自分たちの日常語、

つまり、社内用語や業界用語で話している

思いが前のめりになって、一生懸命話しているのだが

相手には、よく理解されていない

今日の受付をしてくれた担当者も、とてもいい人で

一生懸命丁寧に説明してくれていたが、

私が推測して「予約の手続きのお話ですよねー」と聞いて、

丁寧な話の内容がやっと理解できた。

 

今日のような場合は、何の話かわからなくても、

長い説明を時間を気にせず

最後まで聞いていればわかるのかもしれない

 

しかし、

お客様のインタビューをさせていただく時にはそうはいかない

相手の時間を無駄に拘束はできない

また、何の話かわからないような話には

人はイラつく…

こういうインタビューでは、いい話は聞けない

インタビューでは

まず相手がわかる言葉で話すのが基本

妙に早口なのも、専門用語もダメ

「相手がわかっているだろう前提」で話しをしてはいけない

お客様にインタビューしてご意見を伺う時には

インタビューのテクニックより

モデレーターにとっては、基本中の基本ですが

まず第一に、このことを心がけてインタビューしたいものです。

 

山中 紀子(玉篁) の紹介

美味しい中国茶をすすりながら猫をなで、楽しいことを考える…。マーケティング会社を起業して25年…。これからは、女性が力を発揮して、活躍できるフィールドを作るのが私の使命。人生を楽し技を極めたい!
カテゴリー: モデレーター力, 仕事 タグ: , , パーマリンク

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