毎月第二日曜日は中国茶文化教養の教室に行っています。
今日は楽しみな授業がありました。
中国茶文化…、世界のお茶の歴史と文化と言っても良いと思います。
この講座では、現代中国茶の変化を追っています。
長い歴史の中で中国茶が培ったものや失ったもの。
中国各地で作られているお茶の現状や
中国が考えている世界戦略の中での中国茶の役割
品種改良の結果生まれた新しいお茶
経済発展の中で中国茶文化はどう変化しているかなど、
もちろん、その時の旬のお茶や話題のお茶を飲みながら…
今日は、安徽省の緑茶4種類
六安瓜片、太平猴魁、黄山毛峰、舒城小蘭茶をいただき、
茶葉研究所や安徽農業大学の動きから
安徽省のお茶の変化、品種改良の結果…など
最新情報をお茶を飲みながら教えていただきました。
さらに、今日は
棚橋先生がパリで手に入れた白豪銀針と
フィレンツェで手に入れたダージンリン緑茶もいただきました。
この2000年以降の中国茶は、よくも悪くも進化しています。
この数年の中国での紅茶ブーム(紅茶も中国茶です)や
フランスやドイツ、ロシアでの中国茶人気は、
日本には情報は届いていませんが驚くべきものがあります。
中国が、ヨーロッパや日本をどう考えているのか、
中国茶の展開から推測することができます。
中国茶は、中国の魂とも言える文化です
この文化が、すでにヨーロッパに根付き始めています。
日本が、中国茶の美しさや有名ブランドに夢中になっていた間に
中国茶文化はヨーロッパで確実に文化として成立しています。
日本茶も同じですが、
お茶はその国の生活や文化と一緒に長い時代を紡いできました。
遊牧民族が好むお茶や漢民族が好むお茶、日本人が好むお茶
それぞれに文化と歴史があります。
なにやら、中国茶に魅了されて早15年が過ぎますが…
追っても追っても追いつかない文化だからこそ
私は、楽しくて仕方ないようです。